CATOVIS OfficeをSvelte(Sapper)で作り直し
CATOVISのサイト・アプリに使っているサーバーは、現時点では予算の都合上、あまり高速なものを用意できないでいます。
そこで、これまでのVue.js(Nuxt.js)より50倍速いという触れ込みのSvelte(Sapper)で、
CATOVIS Officeを作り直してみました!
新バージョンのURLはこちらです。
(旧バージョンもまだ稼働しています)
PWA対応もしているため、ChromeやEdgeならインストールして完全オフラインで使うこともできます。
インストールする場合、CATOVIS Officeを開いた状態で、アドレスバーの右端の方にあるボタンを押してください。

ここで少し感想を。
Svelteはとても面白いフレームワークでした(正確にはフレームワークではないかもしれませんが)。
とにかく速い!ビルドも動きもサクサクで、ストレスが減ります。
また、ストアが最初からついているのもポイント。
readonlyのストアも作れたり、mutationの機能をオブジェクトのメソッドとして実装できたりと、とても柔軟なつくりになっていました。
その反面、やはり情報の少なさやプラグインの少なさには苦労しました。
Adsenseをページ遷移時にリロードさせるほうほうが分からず、ギブアップしたり……
あとは公式にそってrollupを使ったら、requireがうまく処理できずハマったりも。
最終的にはwebpack版を使って解決しましたが。
とにもかくにも、翻訳に役立つツールとして、より使いやすいものを目指しています。
現時点での機能は以下のとおりです。
- テキスト抽出(Word / Excel / PowerPoint)&文字数カウント
- 対訳作成
- 類似度解析
- 差分表示
- 正規表現プレイグラウンド
差分表示はまだきちんと紹介していないのですが、文字単位で2つの文(文章)の違いを表示させることができます。
翻訳チェックで履歴をつけるのを忘れたりだとか、修正箇所が分からない場合などにご活用ください。
マニュアル整備が追い付かない(泣)
また、将来的にはファイル単位での差分表示やTMX/TBX、XLIFFの読み込みなどに対応していくつもりです。
これからもCATOVISをよろしくお願いいたします。

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